ホイールコーティングの仕組みと特徴


カーコーティングの種類のひとつに、ホイールコーティングがあります。
文字通りホイール部分に皮膜を作るコーティングですが、ホイールはフロントやガラス同様、汚れやすい部位になるので、定期的に施工するのがおすすめです。

ホイールの汚れについて

ホイールは地面に近いところにあるため、走行中に小石などがあたりキズや汚れになることが多いです。
また、地面から立ち上るガソリンや油などが付着し、油汚れになることもあります。
さらに、ブレーキ時に出る「ブレーキダスト」とというゴミが付着するのですが、これがブレーキの摩擦で高温の状態で付着するため、放置するとなかなかとれないくせ者なのです。
特に欧州車は、道路事情などから日本車よりもスピードを出す前提で作られており、ブレーキのききも強いとされているため、当然ブレーキダストも多く出る特性があります。

ホイールコーティングの手法について

コーティングで皮膜を作る前には、あらかじめ汚れをしっかり落としておく必要があります。
特にホイール部分は油分を含んだ油汚れも多く、カーシャンプーで落ちないような汚れも多いため、「ブレーキダストクリーナー」や「鉄粉除去剤」などを使ってクリーニングしていきます。
ホイール裏側にも付着しているため、丁寧にクリーニングしていくことが大切です。

クリーニングが完了したら次はコーティングですが、コーティング材は市販されているので、それらを使って自分で施工することもできますが、
撥水性のものを使うことにより、水をはじき、より汚れが付きにくくなります。

クリーニング〜コーティングにも当然技術や丁寧さが問われてくるため、本来は定期的にプロに依頼するのがよいかと思います。

カーコーティングの種類について


カーコーティング、といってもいくつかの種類があります。
ここではワックス(WAX)とコーティングの違いからさらに踏み込んで、コーティングの種類をご紹介していきます。

油脂系コーティング

・ワックスコーティング

その名のとおり、油脂成分を使ったコーティングです。
ワックスや一部のポリマーがこれに該当します。
油が水をはじく性質を利用してのコーティングで、施工が簡単で安価なのが魅力。
ただその分、雨や洗車、エンジンの熱などで油が落ちることで劣化するため、マメなメンテナンスが必要です。

樹脂系コーティング

・ポリマー系コーティング

イオン結合や分子結合による高分子化合物を塗ることでコーティングする手法です。
分子と分子が堅く結合して被膜をつくるため、油脂系コーティングよりも落ちにくく、強固で長持ち。
また、比較的安価で簡単に施工できるため、その手軽さも魅力のひとつです。
ただそれでも徐々に劣化はしていくため、定期的な洗車などでのメンテナンスが必要です。
効果持続期間は約3〜6ヶ月程度です。

・ペイントシーラント

樹脂系コーティングの中でも、より耐久性にすぐれています。
ポリマー系コーティングと同じく定期的なメンテナンスは必要ですが、持続期間が長いため、手間は多少抑えることができます。
効果持続期間は約6ヶ月〜1年程度、屋内だと1〜2年程度です。

ガラス系コーティング

ガラス成分を含んだ高分子化合物を塗装する手法です。
「樹脂系にガラス成分が入っているもの」「ガラスに他成分が入っているもの」の2種類があります。
ポリマー系コーティングなどよりも劣化が遅く、長期間にわたって塗装をガードしてくれる特徴がありますが、油脂が含まれていないぶん、艶(テカり)は少なく、より自然な仕上がりになるのが特長です。

ガラスコーティング

ガラス系コーティングと区別して、ガラスコーティングがあります。
「化学反応せずに乾燥して固まるのがガラス系コーティング」「化学反応で固い被膜になるのがガラスコーティング」と言われていますが、施工店によってはあいまいな場合があるので、注意が必要です。
ガラスコーティングは、ガラス特有の高い透明性を持った被膜でコーティングする手法で、現状では最も質の高いボディコーティングだと言われています。
強固で劣化しにくく、持続期間が長いのが魅力です。
デメリットとしては、下処理など施工に手間がかかり、さらに固まるまでの時間もある程度必要なため、価格が高めになるところです。

カーコーティングのしくみと特徴


カーショップやガソリンスタンドで目にすることのある「カーコーティング」。
このカーコーティングがいま、ワックス(WAX)に代わり人気を博しています。
今回はそもそもカーコーティングとは何なのか、ということをご紹介していきます。

ワックス(WAX)からカーコーティングへ

一昔前までは、車の塗装の艶をだすにはワックス(WAX)が欠かせませんでした。
ワックス(WAX)は基本的に植物性の油脂なので、耐水性があり、艶を出したりキズを目立たなくするために使われていたのです。
しかし、時代とともにそのデメリットも明らかになってきました。

・ワックス(WAX)のデメリット
– 熱や雨などに弱い
– 太陽やエンジンの熱で落ちてしまう
– 洗車すると落ちてしまう
– ワックス(WAX)がけの際にキズがつき、汚れや水垢の原因になる
– ウィンドウガラスの油膜の元になりやすい

そこで時代の流れとともに登場したのがポリマーコーティングです。
汚れや熱に強く、持続期間も長いコーティングが、ワックス(WAX)に変わるカーケアの主流となっていきます。

カーコーティングの特長

ポリマー系コーティングの「ポリマー」はシリコーンやフッ素などを含んだ高分子重合体のこと。
ワックス(WAX)は油脂で水や汚れはじくのに対して、ポリマー系コーティングでは分子と分子が結合して堅い被膜を作ります。
これにより汚れや油などが侵入するのを防いでくれるのです。
この皮膜はワックス(WAX)の膜よりも強くて堅いため、長持ち。
また、汚れはもちろん、紫外線や砂などのダメージからも、車を守ってくれます。

ざっくりですが、これがカーコーティング(ポリマー系コーティング)の仕組みです。

ワックス(WAX)がけとコーティングの違い

・ワックス(WAX)

先にも説明しましたが、ワックス(WAX)の主成分は油脂。
これが半液体の状態で塗装の上に乗っている状態です。
これにより艶を出すことができますが、ひとたび雨や洗車で流れてしまうとその効果は無くなってしまい、
さらに残った蝋(ロウ)が水垢の原因になってしまうのです。

また油ですから熱により蒸発してしまったりもするため、その持続期間は1〜3ヶ月程度となっています。

・コーティング

ポリマー系コーティングの場合、主成分はシリコーンやフッ素などを含んだ高分子重合体です。
これを塗装することにより、分子と分子が高密度で結合して堅く強い被膜を作り、水や汚れ、油などの侵入から車を守ります。

また、密度が高いため、汚れや油だけでなく酸性雨や紫外線、砂などのダメージからもガードしてくれます。
さらに熱や雨などで流れてしまうことがないため、持続期間が長く、日々のメンテナンスは水洗いだけでOKなのもポイント。
その持続期間は種類にもよりますが3〜5年程度になるものもあります。

カーコーティングの種類

・ポリマー系コーティング

シリコーンやフッ素などを含んだ高分子化合物を塗ることで、車のボディをコーティングする手法です。
分子同士がつくる皮膜が、汚れや油・砂等のダメージからボディを保護しつつ、キズを目立たなくしたり、艶を出したりしてくれます。
ガラス系コーティングと比べて施工料金が安く、リーズナブルですが、その分持続期間がガラスコーティングより短く(半年〜1年程度)、定期的な再施工が必要です。

・ガラス系コーティング

ボディに、ポリマーよりもさらに強固なガラス皮膜を作るのがガラスコーティングです。
現在のコーティングにおいて最もグレードが高いコーティングと言われており、新車のような深い艶を出してくれます。
また、ポリマーと違って酸化することがないため、持続期間が非常に長く、3〜5年程度は持続可能です。
デメリットを上げるとすればポリマーよりも値段が高い点がありますが、その分日々の手入れの手間も少なく、ほとんどの汚れが水洗いするだけで落とせるため、メンテナンスが楽である、というメリットもあります。